いい人を演じるのはもう辞めよう!「いい人」をやめる脳の習慣【茂木健一郎】

スポンサーリンク

f:id:makisimamu69:20190107235820j:plain

どうも、おはこんばんにちは便所サンダルです。

「頼み事をされると、何でも引き受けてしまう。。。」

「他人から嫌われるのが怖くてNOと言えない。。。」

いい人になろうとしてこのように何でも引き受けてしまう。

僕も含めてそのような人は多いのではないでしょうか。

本書では脳科学の視点から「いい人」を脱却して人生を変える為の一冊になっています。

是非本書を通して他人に振り回されない芯のある人に生まれ変わって欲しいと思います。

今回は「いい人」をやめる脳の習慣について紹介していきます!

実戦での方法も記載されており非常に分かりやすい内容でした!



すべての人に好かれる人などは存在しない

いい人を演じてしまう人はいわばどんな人からも好かれたい・認められたいという意思の現れではないでしょうか。

しかし、この世の中で全ての人に好かれる人など存在しないのです。

どんなに尊敬している人でも賞賛を浴びている人でも誰かしらから批判され否定されているはずです。

しかしながら認められたいという承認欲求から「いい人」を演じてしまうのです。

僕が以前読んだ本でこんなタイトルの本がありました。↓

10人中10人に好かれようとする人は嫌われるというタイトルの書籍があるように、

誰からも好かれる人など存在しないし、逆に誰からも嫌われる人も存在しないのです。

更に言えば「いい人」を演じてできた人間関係は本当に信頼できる人間関係と言えるのかも疑問ですよね?

また、「いい人」を演じると脳内では前頭葉と呼ばれる器官で抑制回路が強く働き自分の力を発揮できない状態になってしまうそうです。

「いい人」を演じているあなたの脳で、どんなことが起こっているのか。実はその瞬間、あなたの脳の前頭葉では抑制回路が強く働いています。脳の前頭葉という部分では、自分に不利な方向に思考が働くと、脳に抑制をかけて思考を止めて自分を守ろうとする性質があります。これは人間関係においても全くその通りで、お互いの関係に波風が立ちそうな局面で「嫌われないように」「変なやつだと思われないように」と脳は様々な抑制をかけ始めるのです。いってみれば、自分自身が「いい人」をやめたいと思っても、脳自身が変わってくれないということです。

自分を抑え込んでいい人の振りをしていたらストレスも溜まりそうだ。。。

個性を発揮していないから結局、「いい人」になってしまう

本書では個性を発揮することで「いい人」をやめて本来の自分になれるということは述べられています。

つまり、「自分をさらけ出す」ことで「いい人」から抜け出すということです。

自分の好き嫌いをきちんと表明する。
嫌なことは嫌なんだと、はっきり伝える。
自分が辛いことを、本当に辛いんだと告白する。

先ほど述べたように、誰からも嫌われる人も存在しないので自分の好き嫌いをきちんと表明することで、

共通の価値観を持つ人と出会うようになり人間関係が良い方向の向かっていくということが述べられています。

ここで重要なのが自分の感情に素直になれるかどうかという点です。

自分が素直に、今この瞬間に感じていることを自然体で相手に伝えることができたとき、自分も無理しない、相手も無理しない、お互いに心地良く居られる人間関係のバランスができあがります。
 つまり、あなたが形ではない本音の人間関係を構築したければ、まずあなたから自分をさらけ出すことが鉄則なのです。

でも急に本当の自分をアピールしてさらけ出すのには勇気が入りますよね。

ではどうするか。。。

それは欠点と向き合ってみるということらしいです。

僕の場合だと以外に慎重で臆病だったりするので、

慎重で臆病=危機管理能力に長けていると解釈することができます。

欠点のすぐそばにその人の長所が隠れているケースが多いのです。

このように、自分の欠点と向き合うことで自分の個性を知ることができ「いい人」をやめて個性を発揮できるというものです。

自分の個性を発揮することで、「いい人」から抜け出せるんだね♪

他人は自分が思うほど自分のことなど考えていない!

「いい人」を演じなければというプレシャーから解放されるには他人は自分が思うほど自分のことなど考えていないということを認識しなければなりません。

ある物事に対してネガティブに考え過ぎてしまうことを心理学で自己標的バイアスというそうです。

自己標的バイアス傾向の強い人は人間関係において不安や心配事を多く抱えてしまい

「何か発言したら怒られるのではないか」「周囲から嫌われているのではないか」

という被害妄想が強くなってしまうので注意が必要です。

「いい人」ほど自己標的バイアス傾向が強いのでちょっとしたことでも被害妄想に走ってしまうのです。

そんなときには

「他人は自分が思うほど自分のことなど考えていない」と考えるべきであると綴られています。

人は社会的な生き物である以上、無意識的に他者との関わりがあるのは確かです。ただ実際には、特定の誰かについていつも考えていることはありません。また、たとえその場では考えることがあったとしても、いつのまにか忘れてしまうでしょう。性格や人柄らの良し悪しに関係なく、あなたの人生に大きな影響を与えることがない相手にとって、向こうから見たあなたも同じように思っているのです。そう視点を変えるだけでずいぶん楽になれるのではないでしょうか。

逆に自分のことを想ってくれて気にかけてくれる人もいるはずなので、

そういった人間関係にエネルギーを使おう!ということが述べられています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は茂木健一郎さんの「いい人」をやめる脳の習慣について紹介させていただきました。

ついつい作り笑顔をしてやりたくもないことを引き受けてしまったり、嫌われるのが怖くてNOと言えない

僕だけでなく皆さんもこのような経験あると思います。

自分の意見を主張したり、断るのって勇気がいることですが、そんな自分変えるキッカケををくれる一冊でした。

脳科学の知見からという一見小難しそうな内容ですが、非常に分かりやすい内容になっているので軽い気持ちで一読することをオススメします。

今回は以上です。
ありがとうございました。